乾燥で、木はまっすぐ強くなる  - 自然乾燥と機械乾燥 ‐


一本の木から材木を生み出す過程でいちばん大切なのが「乾燥」です。
水分を吸っていない材のほうが耐久性が高いことから、昔から家の材として使う木は、木が眠っていて水をほとんど吸い上げない冬(お彼岸からお彼岸の頃)に伐採されます。材木としての木にとって、多すぎる水分は大敵で、乾燥が不十分な材は、施工後に割れたりや狂ったりしかねません。
一方できちんと乾燥させた材は、より強度を増し、狂うことなくまっすぐに家を支えます。つまり製材した時点でいかに適正に乾燥させているかが、施工したときの精度に大きく関わってくるのです。
木材を乾燥させる方法は、自然乾燥と機械乾燥の2つあります。


自然乾燥
木は急激な乾燥に弱く、割れやすい性質があります。そのため直射日光があたらず、風通しのよいところに木を置き、時間をかけてじっくり自然に乾燥させてゆきます。
機械乾燥
昔の日本の家づくりは、大工さんの手で今よりも時間をかけて造られていました。そのため多少乾燥が不完全でも、素建ての状態で乾燥させ現場で狂いをとり、さらに刻みや造作の過程で大工さんが手を入れることで精度をだせていたのです。
しかし今は工期などが優先されるため、それほど手間と時間をかけることができないのが実情です。機械で木材を乾燥させる機械乾燥は、短時間で狂いを完全にとりのぞくために用いられます。


なおKAMAKURAの家では、構造材の梁と桁にかぎって機械乾燥で対応しています。梁と桁はそれぞれの家ごとに寸法と長さが異なるため、寸法が決まらないと製材できず、自然乾燥させるための十分な時間が確保できないからです。柱や造作材は自然乾燥させた材を使用しています。


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