| 3.いろいろな継手・仕口 |
継手や仕口の形は条件に応じてさまざまですが、ここではKAMAKURAの家で
使われるおもな手法を紹介します。 |
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◆腰掛鎌継ぎ こしかけかまつぎ◆ |
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下木(重ねたときに下にくる木/左)を、上木(重ねたときに上にくる木/右)で押さえつける
ようにして組みます。おもに、土台や桁の継手として用いられます。 |
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◆台持ち継ぎ だいもちつぎ◆ |
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| 土台や、桁、小屋梁などで使われる継手。
右写真は、実際の施工写真です。(→)
継ぎ目をグレー線でなぞってあります。
台持ち継ぎをつかって2本の材をつなげ、
1本の長い桁を実現しています。
この場合、金物をつかって継手部分を
補強することになります。
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| ◆追掛け大栓継ぎ おっかけだいせんつぎ◆ |
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腰掛鎌継ぎとおなじく、土台部分によく用いられる手法。
腰掛鎌継ぎに比べると、加工が複雑ですが、その分強度が高くなります。
追掛け大栓継ぎは、上木を横からスライドさせてはめ合わせます。 |
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| ◆腰入れ目違い鎌継ぎ こしいれめちがいかまつぎ◆ |
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プレカット加工ではできないという、手刻みならではの継ぎ、"腰入れ目違い鎌継ぎ"。
右写真の枠内、ここの加工「ねじれ止め」がポイントです。
このように、上木(重ねたときに上にくる木)に「ほぞ(材の端にほどこされた凸部分)」を刻んで
はめ込むことで、木のねじれ具合を止めることができる、という工夫。 |
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| ◆大栓継ぎ だいせんつぎ◆ |
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これは、今ではめずらしい丸太の"大栓継ぎ"です。
2本の投掛け梁、および敷梁を含めた3本の梁の接合部を、かたちがぴったり合う
ように刻み、硬木の大栓で3ヶ所固定します。
3本の梁に施した大栓の納まりが、寸分の狂いもなく同じ位置に揃うよう加工するなど、
大栓継ぎの刻みには手間と高い精度が要求されます。
一本一本、木によって形状がちがう丸太材では、さらに難しい仕事です。
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◆兜蟻掛け かぶとありがけ◆ |
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天井のそのまた上に置かれる"小屋梁"の仕口として、よく用いられる兜蟻掛け。
左写真「1」の部分に垂木、「2」の部分に軒桁がそれぞれ納まります。
この際強度を確かなものにするため、小屋梁と軒桁を金物で補強します。
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◆大入れ蟻掛け おおいれありかけ◆ |
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構造材を組むときのT字部や十字部の
納まりによく使う手法。
(写真は、土台のT字部仕口)
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●○柱×土台のポイント、
”込栓(こみせん)”と”ほぞ” ○● |
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| 込栓
込栓というのは、いわば木製のクギのようなもので、昔から土台と柱、柱と梁など、部材同士をつなぎ止めるために使われています。→
ほぞ
部材の端に施した突起のこと。
使われる場所や目的によって、さまざまな形状があります。なお、ほぞを納まりに差し込んだだけでは、引抜きの力に抵抗できないため、込栓などで留めたり、上部から荷重をかけたりすることによって、結合部が外れないようにします。
<ほぞの種類 (一部のみ)>
■短ほぞ
ほぞの長さが、材幅の1/2以下
■長ほぞ
ほぞの長さが、材幅の1/2以上で、
とりあう材を貫通する
■重ねほぞ
交差した横架材を刺し通す場合に使う
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柱×土台部分は、長ほぞ込栓打ちで
土台に柱を据えつける際、一般的には柱の浮き上がりを防ぐために、V型の板金物(鉄製)が使われますが、鎌倉材木店ではクリの木製の込栓(こみせん)を使っています。
込栓による、柱の浮き上がりを防ぐ力は、金物の比ではありません。本質的に、木と金物はそれほど相性がよくありません。土台や柱と同じ素材である木製の込栓を固定に用いることで、住まいの耐久性も高まります。
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長ほぞ 重ねほぞ |
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◆渡り腮 わたりあご◆ |
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使われるのは、桁-小屋梁、大引-根太材の重なる部分など。組み合わせる2つの材の双方を加工し、お互いがかみ合うように合わせます
。
水平力に対して粘り強い仕口です 。
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